ユーロ硬貨のお話

こんにちは、桃です。

今日はユーロの硬貨についてのお話です。
EUの国々で共通のユーロ通貨ですが、
コインのデザインは国によって異なることをご存知ですか。

それぞれの国で、自国の象徴となる建造物や
歴史的重要人物などが硬貨の裏面に描かれているので、
一見同じに見えるユーロ硬貨でも、時々、
硬貨の裏面を注意して見てみると面白いと思います。

ドイツの中だからドイツの硬貨を普段持っていることが
多いかといえばそうでもなく、
観光客や在ドイツ外国人もたくさんいるので、
EUの色々な国の硬貨が混在しています。
先程、自分の財布をぱっと開いてすべての硬貨を
出してみると、次のようなコインがありました。

これはすべて2ユーロ硬貨ですが、
それぞれ異なる4か国のデザインです。
2eurox4.jpg

◆左上↖ ドイツ:<ドイツのシンボルである鷲>

◆右上↗ フランス:<命・持続・成長を象徴する木>と、
      <国のモットーである「自由・平等・友愛」の文字>

◆左下↙ エストニア:<エストニアの地図>と
      <「EESTI」=エストニアの文字>

◆右下↘ ベルギー::<アルベルト2世の横顔>と
      <冠>と<王家を表す記号「A」>


これらは、いずれも1ユーロです。
1eurox2.jpg

◆左 イタリア:<レオナルド・ダ・ヴィンチの人体のデッサン画>
イタリアの硬貨のデザインには、すべて、
著名なイタリア人芸術家たちの作品が採用されているそうです。

◆右 スペイン:<フアン・カルロス1世の肖像画>
今はヨーロッパ硬貨デザインのガイドラインが変わり、
今後は硬貨の淵には2002など文字を入れてはいけなくなったようです。

次の4枚は全てセントです。
cents.jpg

◆左上↖20セント 
ドイツ:<ドイツ東西分断および統一の象徴であるベルリンのブランデンブルク門>

◆右上↗20セント 
オランダ:<ベアトリクス女王の横顔>

◆左下↙10セント 
オーストリア:<観光名所のひとつでもあるウィーンのゴシック建築、シュテファン大聖堂>

◆右下↘5セント  
ドイツ:<オークの葉っぱ>オークは、ドイツで最も一般的な街路樹のひとつです。


以上のように、さまざまな国のものが入っていました。

デザインは違えど全てに共通しているのは、
硬貨の淵には<ヨーロッパを表す12個の星☆>が
描かれていることですね。

さて、硬貨のデザインといえば、
このスタッフブログにもたまに出てくるシャルロッテンブルグ城が、
2018年の2ユーロ記念硬貨のデザインに
選ばれたというニュースを見ました。
2006年以降毎年、各州が交代で記念コインのデザインを選び、
鋳造するそうです。
今年はベルリンの番で、シャルロッテンブルグ城が選ばれました。
schloss.jpg

2euro.jpg

素敵なコインになりそうです☆

旬のもの

こんにちは、るーです

ベルリンはすっかり秋めいており、
すでにヒーターが作動し、日がだんだんと短くなってきています。
今は特に朝7時くらいまで暗いです。。。

先日、Federweißer フェーダーヴァイサー を初めて飲みました
それは何かと言うと、発酵途中の白ワイン。
9月から10月の終わり頃までしかお目にかかることができないそうです。
どんな味がするんだろうと興味津々で、やっと飲むことができました〜♫

federweisser

日本酒に例えるとにごり酒のよう
さてお味は、、、りんごジュースみたいで飲みやすい!!
(*あくまでも、表現力乏しい 私個人の感想です。。。)

そして、これはZwiebelkuchen(玉ねぎケーキ)に合うと言われており、
私が行ったレストランでも、セットメニューがありました。

zwiebelkuchen

玉ねぎケーキも美味しかった!
それぞれ美味しいのでいいのですが、
なぜそのコンビなのかは勉強不足で不明です。

この日は、これまた旬のかぼちゃのスープを食べました。
おいすぃ〜〜

かぼちゃと言えば、Hokkaidoというかぼちゃをマルクトで見かけました。
日本からなのかと尋ねると、ドイツ産でした
かぼちゃ煮を作ってみたら、さっぱりして美味しかったです。
どうやら、ほっくり系のかぼちゃの種類ではなさそうです。

季節ものはその時だけなので、めいっぱい楽しみたいですね
(単に、食べることが大好きなだけですが。。。)

ティアハイム・ベルリン訪問記④日本・ドイツ今後の課題

こんにちは。
元とりきち横丁スタッフのヒロです(・∀・)おひさしぶりです!

さて以前よりスタッフのヴァレリアさんと共に「ティアハイム訪問記」として進めてきたブログ連載ですが、第1回目は「ティアハイムとは一体どんなところなのか」というテーマに沿ってティアハイムの成り立ち、基本精神、位置付け、そして実際のティアハイムで行われているツアーなどをお伝えしました。

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鳥たちが収容されている建物の敷地にて

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建物の中には様々な種類の鳥さんたち

第2,3回目はヴァレリアさんが、ティアハイム・ベルリンにいる鳥たちについて、そしてヨウムについて具体的にリサーチしてくれた記事を掲載しました。

最終回の今回は、「日本・ドイツ、動物保護の今後の課題」をテーマに書きたいと思います。

1回目の記事にも掲載した通り、ドイツにおける”ティアハイム”という動物保護施設は、広く一般市民に知れ渡っており、ほぼ一般市民たちや企業の寄付によって運営され、動物たちに対する”意識””思いやり”が人々の生活に根付いていることを気付かされます。

長い歴史の中で動物たちとの深い関わり合いを通じ、”動物たちが幸せに暮らす権利”を尊重する精神が次世代にも受け継がれているからこそ「家のない動物たちを受け入れ、そして新しい家族が見つかるまでの終生飼養を行う」ことを目的として設立されたティアハイムの存在意義も変わらずに継承されているのだと思います。

子どもたちをティアハイムへ招待する取り組みも行われており、小さな頃から動物保護の意義や動物との関わり合いを伝え、教育させる機会を与えています。

そして、横丁代表のとりきちが発起人となって立ち上げた「BIRDSITTERS」もまた、このようなドイツにおけるティアハイムの存在、そして無料のバードシッター制度というティアハイムのサービスの一つに大きく感化され、横丁を利用するお客様の中にもその意識を根付かせることができないか?と日本で立ち上げた組織があります。

BIRDSITTERS FBページhttps://www.facebook.com/BIRDSITTERS.PR/

ドイツでは無料で鳥たちの一時的な預け、預かりが愛鳥家たちの中での”助け合いの精神”から成り立つことをティアハイムが証明しており、それは何より、一般市民たちにも動物たちに対する”意識”や”思いやり”があるからこそ他ありません。

日本における動物たちとの関わり合いをドイツと比較すると、やはり最大の課題となるのは「動物との正しい関わり合いを学べる教育の普及」が急務であると言えると思います。

日本においても、飼い鳥の教育啓発活動や保護活動を行っているNPO法人があることをとりきちよりうかがいました。

多頭飼いによる飼育崩壊などで行き場のない鳥たちを保護したり里親を募集し新しい飼い主を探す仕組みを整えていたり、そして、愛鳥家の方たちに正しい鳥の飼い方を教育する活動を行っている事がホームページで公開されています。

ドイツのティアハイムのように寄付で成り立っているわけではなくあくまで自治体から認定を受けたNPO法人ではあるものの、「教育」という点においては確実に人々の意識を変えさせる、もしくは、鳥との関わり合いについて正しい知識を定着させる、という、鳥たちと暮らす一般の人々にとって、重要な役割を担ってくれる存在に思えました。

日本では、他動物たち、犬や猫や魚類より鳥と暮らしている割合は低いのですが、日本でのBIRDSITTERSの動きやこのようなNPO法人の取り組みは今後鳥だけでなく、犬や猫やウサギといった他の動物たちに対しても一般的な活動の一つとして普及していくと良いなと心から思うところです。

既に行っている団体や地域もあるかもしれません、ただ、まだまだ広く人々の間に一般常識として定着していない今の状況では教育の場は足りないと言わざるを得ません。

生まれた時から当たり前のように、動物との関わり合い、動物に対する思いやり、精神をイチから正しく教える事は今の動物を取り巻く状況を一変させる必要が有り、とてつもない労力を要することは想像するに難くありません。しかし、動物に対する意識の改革を少しずつでも普及させ、その輪を大きくすることが必要だと思うのです。

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”犬猫だけじゃなく鳥たちの事ももっと考えてね!”と言っております... た、多分(笑)

また、ここでひとつ皆さんにお伝えしたいことは、世界でも動物愛護大国であるドイツのティアハイムであっても、やはり課題や問題が無いわけではありません。

1回目ブログにも掲載しましたが、ティアハイム・ベルリンでは毎日の運営にかかる費用は毎日のエサ代、身の回りの備品、そして病気や怪我をしている動物たちの医療費などなど、1万ユーロ以上!日本円で123万円以上

それでも行政に頼ること無く莫大な寄付金でティアハイム・ベルリンは運営されていますが、ドイツ国内の別のティアハイムの中には資金繰りに苦しみ、閉鎖されるティアハイムも残念ながらあるそうです… 

小さな町などのティアハイムは人口や企業数によって資金不足に陥る事も然ることながら、ボランティアの人手不足もあるのでしょうね...(;_;)

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季刊誌BERLINER tierfreundにもこのような寄付を募るページがあります。
Helfen Sie Berlins Tieren in Not!困っているベルリンの動物たちを助けましょう!の言葉が。読者が寄付できるよう、振込用紙も付いています


また、生活苦から動物を手放さざるを得ないという人たちも後を絶たない為、結果ティアハイムに来る動物たちが増加し、飼育期間も長期化してしまったため、1匹、1頭に対して十分な飼育スペースが確保できないティアハイムもあります。その為、スペースが無く止むを得ず近くのティアハイムでは受け入れが出来ない場合もあるとのことです。その際は違う街など別のティアハイムに空きが無いか確認しなければならないこともあります。

そして冒頭でも述べた「終生飼養」を目的としているティアハイムではありますが、治る見込みのない重い病気や怪我を抱えた動物や、飼育することが困難とされる危険な動物に対しては獣医師の診断と厳しい判断基準の元、安楽死させているという事実もあります。その数は正式に公表されていないため、こういった部分において、必ずしもティアハイムにおいて「殺処分ゼロ」であると言えるのか否かは難しいところです... 

そして、今回ティアハイムを訪れて強く感じたのが、ティアハイムという施設は、あくまで家をなくしてしまった動物たちにあるべき「仮のお家」🏠であって欲しいと私は思いました。

”唯一の希望”としての受け皿を持ちつつ、新しい家族と本当の「安心できるお家🏠」を持ってもらいたいと感じずには居られませんでした。

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多様な種類の動物たちが新しいお家を待っています。性格やいつ収容されたのかなど必要な情報が記載されていますので、気になったらすぐにティアハイムに問い合わせや直接訪問します

ドイツのティアハイムでも抱えていた様々な問題があったとしても、一つだけ言える事は、どこの国に暮らしていようがわたしたち人間たちが「正しい教育を受け、正しい知識を持ち、動物たちと共存していくこと」をまず第一に考えなくてはならないのでは無いかと思います。

まずは安易に動物をブランド物のようにみなさず、共に暮らすためにどういう準備が必要となるのか、どのような生活環境が必要となるのか、暮らし始めたらどのような問題が起こり得るか、不在にする時はどうするか、病気になる前に保険はどうするか... 考えるべきこと、知識を持っていなければならないことが沢山あります。

そのためには正しい知識と正しい教育を普及させる活動をもっと日本で行い広めるべきですし、誰もがそのような機会にもっと積極的に参加する意識を持てる社会になって欲しいと心から思うのです。

ドイツにおけるティアハイムの運営方法、国の方針、制度が全て正しいとは限りません。しかし、素晴らしいと感じられる取り組みは積極的に日本に取り入れても良いのではないかと思うのです。

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ティアハイム鳥舎に飾られていたカレンダーです

その上で、BIRDSITTERSのような鳥たちと愛鳥家さんたちの助けとなる組織が日本に根付いてくれたら、愛鳥家さんたち同士の情報交換も出来るようになり、犬猫だけでなく鳥という小動物まで幅広い種類の動物たちが安心して幸せに暮らせる国であると、自分たち自身が感じられるようになるのではないでしょうか。(*^^*)

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ティアハイムの敷地内で目にする猫の足跡...※寄付してくれた方の名前が入っています

今回のティアハイムの連載記事を持ちまして、わたくし、ヒロはとりきち横丁スタッフブログからは離れますが、皆様には今後も変わらず横丁スタッフのブログを楽しみにしていただけたら幸いです♪♪

今までブログを読んでくださり、ありがとうございましたm(_ _)m
読んでくださっている皆さんが鳥たち、動物たちと末永く幸せに暮らせる世の中になりますように、わたしも願っています!

ヒロ(・∀・)☆

Tierheim Berlin ティアハイムベルリンHP
http://www.tierschutz-berlin.de/tierheim.html

Tierschutzbund ドイツ動物保護連盟HP
https://www.tierschutzbund.de

ティアハイム・ベルリン訪問記② 施設の鳥全体について


こんにちは、ヴァレリアです。
今回も、ティアハイムのレポートをお伝えしてまいります。

本日はティアハイム・ベルリンにいる全体の鳥について
お話したいと思います。具体的に「今、何種類の鳥がいるのか?
保護されてどれぐらいの期間、ティアハイムにいるのか?
迷子の鳥もいるのか?」について書きたいと思います。

「今、何種類の鳥がいるのか?」


2017年9月4日の記録によると、ティアハイム・ベルリンで
現在保護されている鳥の数は261羽、
種類はおよそ15種類ほどになります。

最も多いのは、ヨウム、セキセイインコとオカメインコですが、
ドイツには珍しい種類もいます。
例えば、姫鶉(ヒメウズラ)やテンニョインコです。

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「保護されてどれぐらいの期間、ティアハイムに
 いるのか?」


他の動物と同じく、鳥はティアハイムに来てすぐに
健康診断を受けます。
そして一週間ぐらい鳥の様子を観察した後、鳥用ケージに入ります。

しかし、鳥が病気や怪我をしている場合は他の特別な
ケージに移して、スタッフさんが鳥を看病します。
病気や怪我の程度によって看病に費される期間は
変わってきます。

保護されている大型の鳥の数が全体のどれくらいに当たるのかは
定かではありませんが、ティアハイム・ベルリンのサイトを
確認してみると、大型タイプの鳥は小型の鳥よりも長期間にわたり
ティアハイムに残っていることが分かります。

小型の鳥は飼いやすいため、保護されている期間が
短くなるようです。
一方、大型の鳥を飼うための条件は小型に比べて難しいため
ティアハイムにいる期間が長くなってしまうのだと思います。

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「迷子の鳥もいるのか?」

他の動物と違って、迷子になってしまった鳥は
このティアハイム・ベルリンにはいません。
施設にいる鳥は、スタッフさんが見つけてきた鳥の他、
飼い主によって直接、ティアハイムに持ち込みこまれた
鳥たちです。ティアハイムを案内してくださった
ガイドさんのお話によると、飼い主が自分の鳥を
ティアハイムに連れてきたケースが多かったそうです。

以上をもちまして、ヴァレリアによるティアハイムの
レポートを終了とさせていただきます。
最後までお読みくださり、どうもありがとうございました。

次回のティアハイム・レポートは、元・スタッフの
ヒロさんが担当します。
ティアハイム・ベルリンのシリーズ完結編です。
どうぞご期待くださいませ。

ヴァレリア

※数値やデータは下記ホームページ、
  及び冊子より引用して掲載しております※
◎ Tierheim Berlin ホームページ
http://www.tierschutz-berlin.de/tierheim.html

ポーランドの小鳥事情について

皆さま、こんにちは。ヤクブです。
今回、私はポーランドの小鳥事情をお伝えしたいと思います。

戦後、ポーランドは1989年まで社会主義諸国側に属し、
不況の国でした。そのため鳥飼いさんたちが直面した
問題点は、ケージを作るための材料や品質の良い餌が
不足していたことでした。

小鳥を飼うためにはコネクションやたくさんのお金、また
手に入りにくい交換品が必要だったのです。

ここでAndrzej Kosiorowski氏の例を紹介したいと思います。
彼は1960年代、父親に連れられてゲディニャという港町を旅行し、
そこで酔っぱらっていた水夫と出遭いました。

そして水夫からウォッカと交換にコンゴウインコをもらいました。
Kosiorowski氏はそれ以来、鳥が大好きになり、社会主義の
ポーランドでは手に入りにくかった鳥類を西ドイツで購入し
ワルシャワへと輸入することに成功しました。

1999年にはワルシャワで『インコのお店』というショップを開店し、
今日ではブログ、更にはYoutubeで自身のチャンネルを持っています。

彼のショップには色々な種類のインコが揃えられていて、
周囲から「エギゾチックな動物センター」と言われています。
そうしたショップはポーランドでは稀有な存在です。

1989年以降のポーランドの小鳥の世界は、ドイツの状況と
ほぼ同じような印象を受けます。

全国的にペットショップが開店し、完全に職業化しました。
また、国全体で様々な小鳥ファンのための団体が創られて
その会員たちは年に1度、あるいは月に3、4回の会合を開いているようです。

何か珍しい出来事があれば、鳥飼いさん執筆のもと
新聞記事になることもあります。

例えば、Ryszard Papke氏は自分の別荘でインコなどの小鳥たちを
およそ100匹飼っていて、そのことが紹介されたこともありました。

~ポーランドのインコのウェブサイトでお勧めのインコの飼い方~

ポーランドはドイツと同じように、セキセイインコが群れで
生活するという観点から、できるだけ二羽以上を飼うべきだという
見方が強いようです。

(セキセイ)インコ類を単独で飼育することは禁止されていませんが、
(セキセイ)インコをテーマとするブログでは、二羽以上の飼育が
推奨されています。人間は鳥のそばから少し距離を置く必要があり
鳥のさまざまなニーズを満たすため、できれば二羽以上飼うべきだ、と
よく言われています。

また飼育されているセキセイインコが人に懐いたとしても、
その後、孤独を感じて寂しい思いをすることで、鳥に精神的な被害を
与える危険があると言われています。

とは言っても、ポーランドでも一羽しか飼っていない人々が
まだまだ多いのが現状です。

しかし最近、インコが番い(つがい)で生活すると
もっと楽しくなって生活に満足すると考える人々が
ますます増えてきました。

小鳥の人生を楽しくするために、新しい小鳥を迎える鳥飼さんも
増えつつあるそうです。

けれども新たに小鳥を迎えることはそう簡単ではないので、
例えば faliste.pl というウェブサイトではそのためのマニュアルが
紹介されています。faliste.pl のウェブサイトを担当するZuza氏、
そしてpapuzka.netax.pl というサイトのGosia氏によれば
小鳥を飼う上で難しい点というのは、一羽で飼われていたインコが
その自然的な特性を失いつつあることだと語っていました。

さらに、インコが「人間化」を経て、他の小鳥と関係を結ぶことが
なかなかできなくなってしまったそうです。

寂しいインコが相手の代わりにおもちゃや鏡等といった『物』に
愛情を抱いている場合が多いので鳥飼いさんは新しい小鳥を
迎える前に愛情の対象となっている物を
必ず取り除く必要があるそうです。

小鳥はそれによって陰鬱な気分になるかもしれませんが
好きな物がケージに残ると、新しく入ってきた仲間に
興味を全く示さないようです。

他の小鳥との間に親しい関係を結ぶために時間がかかったとしても
最終的に番い(つがい)の小鳥たちが仲良くなるチャンスがある、と
マニュアルでは紹介されていました。

ただし、インコの人間化がかなり進んでしまうと、新しい小鳥に
絶対に近づかないケースもあります。

その場合、新しい小鳥をブリーダーさんに返して、また
別の小鳥を迎えてもう一度、あるいは二度、三度試すことを
ウェブサイトの運営者たちは勧めています。

しかし、人間化を経た小鳥の態度に変化が見られず、繰り返し
新しく迎えられた小鳥と仲良くなれない場合は、残念だが
あきらめたほうが良い、と説明しています。

ケージのサイズについても議論があります。
どんなケージも小さすぎるという見方がありますが、ケージのドアが
一日中開いていて小鳥たちが部屋の中で飛ぶことが可能であれば
ケージのサイズは最小 60 X 60 X 33 cm のもので問題ないと
専門家は言っています。

ですが、できることなら 縦 X 横 X 幅 が各1メートル以上あるものが
推奨されています。それとほぼ同じのサイズが、ドイツの
Birds-online.de というサイトでも勧められています。

他に「セキセイインコは一体、何羽まで飼育できるのか」といった
記事もありました。セキセイインコは群れで生活する動物ですが
ケージやアパートは自然環境に比べてスペースが狭いため
サイト運営者は、鳥飼さんが鳥小屋を所有していない場合には
あまり多く飼うべきではないと忠告しています。

小鳥の数が少ないほうが扱いやすいことが理由です。
「あなたが提供できる空間が小さすぎたら、小鳥たちはけんかを
始めてしまいます。あるいは小鳥たちの免疫力が低下して
病気の元になるストレスが長期的に溜まってきてしまいます。

集団全体で病気になってしまうより少数でも健康な小鳥を飼う方が
よっぽども良いことなのです」と、こう語っています。

「人間の手で飼育される小鳥」(つまり、雛のうちから巣と親鳥から
離れて人間によって飼育される方法)は、ドイツでもポーランドでも
評判が悪いようです。

例えば、Gosia Lison氏は『どんなセキセイインコを買うか-
Jaką papużkę kupić?』という記事の中で「小鳥が我々人間のことを
『親鳥』だと勘違いしてしまう!〔…〕
私はそうした状況に断固として反対します!それは小鳥から
彼らの自然的な特性を奪うことに繋がるからです」と、こう強調して
語っており、人間の手による飼育を激しく批判しています。

「手で飼育された小鳥は他の小鳥に対して攻撃的な態度をとり、
豹変してしまうのです。もはや100%の完全な鳥ではなくなってしまいます」と、
こう説明しています。

Kosiorowski氏も人間の手による飼育について猛烈に反対し、
それは「自然に違反する行為だ」と、激しく非難しています。

なぜならば他の小鳥と親鳥から離れて育った雛は非常に激しい
刺激を受け〔…〕孵化してから情緒不安定であるため、おそらく
(将来的に)問題を引き起こすのだそうです。

そうした小鳥は
大声で鳴き、喧嘩っ早く、そして短気な性格になる可能性があります。
更に、鳥飼さんが不在の場合、たとえその時間が短かったとしても
小鳥はそれに耐えられなくなってしまうそうです。

他に「小鳥の自然に違反する」行為として止めるべきことは、
鳥小屋で育てられたインコを購入して、通常のケージで飼うことです。
集団の中の環境に慣れた小鳥を全く違う環境に移動させて
集団から離してしまうと、その小鳥は強いショックを受けます。

またそれまで属していた集団のヒエラルキー(順位制)から出て
新しい環境と集団の下で生活することになると、
「ヒエラルキー」を構成するために攻撃的な態度をとり、
鳥飼さんに対して優位に立とうとします。

余談ですが、Kosiorowski氏は一羽飼いは絶対に反対な
訳ではない、と話しています。

話しができたり、さえずるインコを飼育したい場合には
一羽飼いがお勧めなのだそうです。

ただし鳥飼さんの生活が忙しく、よく不在だったり
小鳥のニーズを100%満たせなかったりする場合には、
番で飼うことが適切だと語っています。

小鳥はおもちゃではありません。


飽きて捨ててしまうことだけは絶対にやってはならない行為だと
注意喚起しています。

つまり、Kosiorowski 氏は鳥飼さんが小鳥に対してきちんと
責任を持って 善悪区別ができるように飼ってほしいと言っています。

実際にポーランドのインコのブログを読んでみると、多くの人々が
そのことに対して配慮しているように感じます。

以上、ヤクブによるポーランドの小鳥事情でした。

長文でしたが、最後までお読み下さり誠にありがとうございました。

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横丁スタッフ

Author:横丁スタッフ
ドイツ・ベルリンにある
『とりきち横丁』の
スタッフブログです。
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