ティアハイム・ベルリン訪問記① ティアハイムとは


こんにちは、ヒロです(*^^*)

日本に帰国しました後、ベルリンで見学したティアハイム・ベルリンについてレポートをまとめました。

2017年4月8日(土)、ベルリンにある動物保護施設
「Tierheim Berlin」(ティアハイム・ベルリン)に元・スタッフの私ヒロ、そして、研修生のヴァレリアさんが訪問してまいりました。

先日、国内スタッフのあかねさんがベルリンに研修に来た際も、ティアハイム・ベルリンを訪問した記事を掲載いただきましたが、元・スタッフのヒロと研修生ヴァレリアさんが、スタッフブログにまとめていく今回のティアハイムの記事もご覧いただけると幸いです。

ドイツに存在する“ティアハイムとは一体どんなところなのか?”といった部分を歴史的にも具体的に掘り下げていけたらと思っています。

「Tierheim」(ティアハイム)とは、ドイツ語で「Tier=動物」「Heim=家、施設」などの意味があり、つまりは動物の保護施設と位置付けられています。

blog23.jpg

ティアハイムは、元々家がなく路頭に迷っていた、飼い主が亡くなり家がなくなってしまった、または飢えや寒さで傷ついてしまったなど、様々な理由から家が無くなってしまった動物たちの、”唯一の希望”として設立されています。

保護された動物たちが新しい飼い主を見つけ、また動物らしく幸せに暮らしていくこと、この望みを遂行していくのがティアハイムの重要な役割です。

しかし、病気だったり高齢だったりと新しい飼い主を探すことが困難と思われる動物はティアハイムでの終生飼養を基本としています。(基本、というのは、動物の病状などによっては獣医師の判断により止むを得ず安楽死させることもあります)

収容期間が定められ、ある一定の期間を過ぎたら”殺処分”する、といった日本の動物愛護センターとは全く異なります。

家のない動物を保護し、新しい飼い主が現れるまで収容された動物の面倒を見る、これがドイツのティアハイムの基本方針です。

また、ティアハイムを運営するドイツの多くの動物保護団体は、動物が苦痛を伴うこと無く、動物として生活ができる権利を守る活動やデモなども行っており、より活発な動物保護の動きが見られるのも特徴です。

***

現在ドイツ国内には、ヨーロッパ最大規模を誇る大きさの”ティアハイム・ベルリン”を含む520近くの保護施設が設立されており、その存在はドイツ人であれば知らない人は居ないほど地域に根付いた歴史のある動物保護施設です。

ドイツを含むヨーロッパの動物保護に関する歴史は1820年台まで遡ります。日本はその頃まだ江戸時代です!

イギリスで馬や羊や牛などの家畜を虐待から防ぐための法案が1822年に制定され、その後次々に動物保護の団体が作られていきます。

ドイツでは、Stuttgart(シュトゥットガルト)が1837年に動物保護の団体が作られた最初の町として知られており、その後、Nürnberg(ニュルンベルク)やDresden(ドレスデン)など他都市にも動物保護の活動は急速に広まっていきました。

それから4年後の1841年、ベルリンでは、馬車馬の虐待を防ぐ事を目的とした動物保護団体が生まれ、これがのちの”ティアハイム・ベルリン”というヨーロッパで最大規模を誇る保護施設の設立の基礎となっていきます。

数年の間にドイツ国内には200近い動物保護団体が出来たと言われています。

数年の間で国を超えてのこの広がりはすごいですねΣ(゚Д゚)

1871年には、ドイツにおいて動物を虐待した場合、軽犯罪として150マルクの罰金、又は勾留とされる動物虐待罪が刑法の一部として規定されました。

1933年には、ナチスドイツ政権下、基本法(憲法)として動物保護法(Reichstierschutzgesetz)が独立・制定され(政治的な目的とも言われていますが…)、ナチス政権が倒れた後も現在に至るまで何度も法が改定されながらも人間と動物の共存していく関係の変化と共に動物保護の精神は受け継がれているのです。

そしてティアハイム・ベルリンにおいては、1901年6月22日、Lankwitz(ランクヴィッツ)という地区に動物保護施設として設立され、7年後には新しい管理施設も増設され、動物保護施設は地域に着実に根付いていくのです。

***

ティアハイムにはメジャーな犬や猫だけではなく、勿論もいますし、ネズミ、ウサギ、モルモット、爬虫類、豚、アヒル、ニワトリ、馬、サルなど様々な動物が収容されており、ドイツ全体のティアハイムでは年間約30万匹近くの動物がティアハイムに収容されていると言われています。

ここのティアハイム・ベルリンには年間約15,000匹の動物が持ち込まれ、約1,400匹の動物たちが施設にいる状態であり(終生飼養が必要な動物もいます)、収容されている動物は毎日ご飯を食べることが出来、医療を受けることが出来ています。

blog00.jpg
こちらはティアハイム・ベルリンの会員に配布される季刊誌「BERLINER tierfreund」です。2016年はティアハイム創設175周年でした!

設立から176年近く経った今でも一般市民に根付くティアハイムという施設、そもそもこの活動費は一体どこから??と不思議に思ってしまいます…(・・?

なぜなら、ティアハイム・ベルリンにおいては、1日の運営にかかる費用はなんと1万ユーロ以上!(日本円で123万円

そのためティアハイムにいる動物たちが健康に暮らしていくためには、ティアハイムから新しい飼い主が各動物を引き取るためには必要経費として引き取り料を徴収しています。

ちなみにフィンチやセキセイさんなどは15ユーロ、オウムさんなどは50ユーロほどの費用がかかります。ティアハイムから提供される食事、医療、生活空間の維持などを考慮すると、引き取り料も納得です。

(ちなみに犬は60~115ユーロ、猫は20~85ユーロ程の引き取り料がかかるようです)

通常であればこれら運用費は国などの行政から支出されていると思いがちなのですが、ティアハイムの運営費はあくまで民間、企業、会員による“寄付”でほぼ賄われていると言うから驚きを隠せません!

寄付と言ってもお金は勿論大半を占めますが、例えばスーパーに“ティアハイムの動物へご飯を!”といったボックスが設置されていれば、こちらのボックスにスーパーで買ったペットフードを一つポンっと入れるだけで、これらのご飯はティアハイムへ運ばれます。

ホームページではどこのスーパーに設置されているかリサーチをかけることも出来るのです!

これだけでもティアハイムに暮らす動物の1回のごはんを賄えるとしたら…これも十分”寄付”に繋がりますよね。

また、寄付の中でも、”個人遺産”をティアハイムの動物のために寄付することもあり(!!)、また、年間最低20ユーロからの寄付でティアハイムの会員になることでその会費が寄付に繋がります。

会員は季刊誌“BERLINER tierfreund”を貰うことができ、最新の動物保護事情などを知ることが出来ます。勿論、新しい飼い主を探している動物の情報も詳しく掲載されています。

そして、動物を世話する人たちの事も忘れてはいけません。何より、”人力”が無ければ動物を保護することも出来ません。

正式に採用された職員の数は140名ほどですが、何と言っても550名を超えるボランティアの方々が無給で動物のお世話を担当しティアハイムを支えているのです!

***

さて、ティアハイムの歴史や運営について、ササっと書いてまいりましたが、今回スタッフ・ヒロと研修生ヴァレリアさんは“Kostenlose Führung durchs Tierheim Berlin”という、ティアハイムで働くスタッフの説明を受けながら2時間ほど施設内を見学するというティアハイムが実施している無料ツアーに参加してまいりました(゚∀゚)

この無料ツアーは月に2回ほど開かれており、希望者はティアハイムに直接メールを送るか電話をして予約を取ります。

人気のツアーとなっているため、予約で定員がいっぱいになることもあります!特に天気が良くなる春から夏にかけては予約も取りづらい可能性があります。

blog1_2017052201135854b.jpg

ティアハイムは、ベルリン中心部から離れた郊外に立地しているため、公共機関であれば電車とバスを乗り継ぎ1時間ほどでティアハイムにたどり着きます。

実はバスを降りてからティアハイム入口まで10~15分程度歩きます^^;ティアハイムが広大な敷地の中に設置されてあることが分かります。

blog2_201705220114002c6.jpg

入口までの一本の道は、まるで広い農場の中をひたすら歩いていく感覚に近く、長閑な風景にしばし心を奪われます。

リンゴの並木道を通って、ティアハイムが見えてきます。

blog3_20170522012226c9f.jpg

現在のFalkenberg(ファルケンベルク)という地域に引っ越しをしたのは今から16年前の2001年のこと。

ランクヴィッツの施設では手狭になってしまったこともあり、ベルリン北東に昔養豚場として使用されていた土地に移転すべく、行政からのお金を頼らずに10年以上寄付を募り、6,500万マルク(日本円でおよそ60億円弱)の建設費を賄ったとのこと!!

すごい金額が寄付されていることがわかりますね。

blog4.jpg

こちらがティアハイムベルリンの入口です。

blog5.jpg

ティアハイムの受付がこの扉の奥にあり、参加者はツアー開始時刻までしばし待機です。

blog6.jpg

今回参加したツアーには40人近くの参加者がいて、子供から大人まで沢山の人がツアーを今か今かと待っていました。

blog7.jpg

開始時間になると、参加者の人数によりますが、ティアハイムの職員(またはボランティア)が説明を始めます。

ティアハイムの大きさや収容動物などなど基本的な情報を教えてくれます。

説明に疑問があれば随時参加者からガイドに質問が飛び交い、参加者がティアハイムの実態について積極的に知ろうとする姿勢が垣間見れました。

blog8.jpg

今回のツアーは参加者多数だったため、ふた手に分かれてツアーが始まりました(^O^)

blog17.jpg

まずは、ウサギやモルモット、ハムスターなど小動物がいるエリアからスタート。

すでに新しいお家を見つけることが出来た動物たちの写真が壁一面に貼り出されています。

blog18.jpg

子供も真剣に動物たちの様子を見ています。

blog19.jpg

この3匹のモルモットが木の皿の上を走り回っていて、1匹が見事に遠心力により落下(笑)面白い動画が撮れたのですがこちらのブログに掲載が出来ず…Σ(゚Д゚)断念スミマセン…(ToT)

blog9.jpg

そして、次に早速Vögel Haus(鳥専用ハウス)へ!

blog10.jpg

写真を沢山撮っていたのですが、鳥についての説明が若干少なめだったのが残念でした。

説明してくれる担当者によって、得意な分野や知識が色々あるのだと思いました(^_^;)

blog11.jpg

まずは、沢山のヨウムさんたちがお出迎えです。想像以上に多くのヨウムさんがこの大きなケージの中にいました。

Vögelhausの中の他3ヶ所ほどのケージをヨウムさんが独占しておりました(^_^;)

blog12.jpg

”Loras Laube”と名付けられた鳥専用ハウス。

ただ、鳥についての詳しい記事は、研修生のヴァレリアさんがリサーチ中です!こちらに掲載されるまで今しばらくお待ち下さいm(_ _)m

ただ、写真だけは先にこちらでご紹介させていただきますね(*^^*)

blog20.jpg

オカメインコさんたち。セキセイさんと同じくらい沢山いました。

blog26.jpg

並ぶと荘厳です(・∀・)

blog21.jpg

白オウムさん。人間がいるとかなり近寄ってきます(^O^)

blog14.jpg

Σ(゚Д゚)ずっと視線を感じると思ったら…
睨んでる?見つめられてる…??(笑)

blog27.jpg

コザクラインコさん

blog28.jpg

フィンチさん2羽は動きが早すぎて2羽を1枚に収めるのが至難の業でした^^;

blog29.jpg

何度も目を瞑っていたので、もう、お眠間近ですね(=_=)

blog30.jpg

オカメさんセキセイさん
これ、EX◎LEのジャケ写のように並んでる気がしません…?(;´∀`)

blog31.jpg

オカメさんセキセイさん、

キレイにイエロー軍団として(笑)まとまってます(^^)

blog32.jpg

今度はブルーのセキセイさんが前面に(笑)

blog34.jpg

ヨウムさんのこの凄み…(゚A゚;)ゴクリ
カッコいいけど、結構ビビります(笑)

鳥専用ハウスの見学は、この日あっさり終わってしまったのですが、ツアー後にもう一度見直そうと思っていた時に写真を撮り直しました(;´∀`)

他にも…

blog24_201705221424404e6.jpg

こちらはカメ、イグアナ、ヘビなどの爬虫類が収容されているエリアです。

部屋の温度は一定に保たれ、照明もその種に適した明かりが調整されており、一匹ずつ十分な広さも確保されていました。

blog25_2017052214244233a.jpg

イグアナさんも安心(*´∀`*)

blog33.jpg

外のエリアを移動していると、家畜エリアにたどり着きました!

家畜も、動物福祉の観点から、苦痛を伴わない飼育と輸送などを考慮しなければならないと法律で定められています。

blog35.jpg

この姿は…

blog34_20170522142526f18.jpg

元気なアヒル!!近くに来てくれました(・∀・)ご飯を求めていたのでしょうか…(^◇^;)

blog36.jpg

烏骨鶏まで!日中でしたが元気よく鳴いていました(笑)

blog47.jpg

そしてこの広いエリアでのんびり草を食べているのは、ヤギやロバ!一般の動物園よりはるかに広い敷地が与えられている様子。

blog48.jpg

近づいてもモグモグ食事をしていて、この余裕っぷりです( ^ω^ )

blog38.jpg

そして、ティアハイムでも人気のエリアへ…

blog39.jpg

そう、犬の収容エリアです!訪れた時は丁度訓練中でしたᕦ(ò_óˇ)ᕤトレーナーの元、ごはんを受け取ったり、お座り、伏せなど様々な訓練を受けているようでした!

blog40.jpg

収容されて居る犬の情報(名前や収容日、推定年齢、収容経緯、性格、種類などなど)が一匹ずつ収容されて居るお部屋の前にファイリングされており、引き取りを希望する際の大事な情報を提供しています。

blog41.jpg

参加中の少年も興味津々??ちょっとビビってます?(^^;;

blog42.jpg

犬舎は、犬の鳴き声などが結構なボリュームですので一瞬驚きますが、様々な事情で収容された犬たちが人間を前に、何かを訴えているのかな…と感じずにはいられません。

blog37.jpg

さて次の建物は…

blog43.jpg

このポスターのシルエットは…

blog44.jpg

こちらも人気のある猫舎!

こちらに収容された猫について、貼り紙を見ると実はこちらの猫には、Karin Zöllmerさんという方がスポンサーとしてついていることが分かります!

Zöllmerさんはこの子のために寄付を続けているのです!何かしら事情があり、実際にこの猫を引き取ることが出来ないとしても、この猫に対して寄付を続けていく事で新しい生活をサポートできる体制をティアハイムが提唱しているんです!

blog45.jpg

こちらの写真は猫舎に飾られていたもので、新しい飼い主さんが家の中の写真を撮りティアハイムに送ってきたものです。

猫タワーに囲まれ、新しいお家で快適に暮らしているのでしょうね(*´ω`*)

blog46.jpg

丁度、猫舎で気になる猫をスタッフに伝え、実際に訪問者が猫と触れ合っている様子です。

猫じゃらしなどのオモチャを使って遊んでいます。スタッフに猫の特徴や性格を確認しながら慎重にマッチングしています。

blog49.jpg

犬、猫、エキゾチックアニマル(爬虫類など)、アヒルなどの家畜、などなど、ツアーでは2時間たっぷりと見て回りました。

今回だいぶ長くなってしまいつつ、ティアハイムの歴史やツアーの様子を綴ってまいりましたが、次回ヒロ担当ブログは、ドイツと日本の鳥さんの保護活動の比較記事を掲載予定です。

それでは、次回ヒロのブログ掲載をお楽しみに♪♪
ヒロ

※数値やデータは下記ホームページ、冊子より引用し掲載しています※
Tierheim Berlin ホームページ
http://www.tierschutz-berlin.de/tierheim.html

Berliner Tierfreund
(ティアハイム・ベルリン会員向け情報季刊誌、2016年No.3 「特集ティアハイム・ベルリン175周年」より年表データなどを参照)
http://www.tierschutz-berlin.de/presse/publikationen/berliner-tierfreund.html 

ベルリンのオーケストラ&歌劇場の紹介【2】

皆様、こんにちは、とりきち横丁スタッフのタケシです。

今回は現在135年の歴史があるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を紹介します。

このオーケストラは世界最高と言われるだけあり、クラシック音楽に興味がない方でも名前は聞いたことがあると思います。

確かに、伝統・人気・音楽性・音の魅力等、全てにおいて素晴らしいです。

DSC01050.jpg



ベルリンフィルで約28年前、ヘルベルト・フォン・カラヤンという人物が終身首席指揮者 兼 芸術総監督に就任していました。

この写真では、カラヤンの偉業をたたえて、フィルハーモニーの横の通りは彼の名前の"Herbert von Karajan Strasse"という名前の通りなっています。

DSC01051.jpg


私自身、様々な演奏を聴きに行きますが、このオーケストラの各演奏者の技術は間違いなくトップクラスです。

もしベルリンに来たならば、ベルリンフィルハーモニーの演奏を生で味わうのがお勧めです。

DSC02032.jpg


タケシ

来週のブログは、スタッフが担当します!

廃墟となったSpreepark遊園地、潜入ルポ☆

Spreepark 10

皆さま、いつもお世話になっております、しおん です。

今回、私がブログで扱う題材はずばり、ベルリンで廃墟となった
遊園地、Spreepark (シュプレーパーク) です!

日本の奈良県にあるドリームランドのような(?)廃墟の遊園地。
先日、パリから遊びに来た友人を連れ立って
そこで行われているツアーに参加してまいりましたので、
ご報告いたします。

シュプレーパークとは…

ベルリンの壁が存在した1960年代終わりに
旧東ベルリンに建てられた遊園地です。
当時は年間約170万人もの入場者を迎え入れた、
一大アミューズメント施設でした。

しかし壁統一後、90年代初頭に入場者は激減し、
99年には年間約40万人まで落ち込みました。
そして2002年に倒産となり、遊園地は完全に閉鎖されました。

その土地の買い手は長い間見つからず、
廃墟となった遊園地はそのまま荒廃の道を辿りました。
ベルリンの有名な都市伝説の一つに、夜な夜な動くはずのない
遊園地の観覧車が回っているっ!?という話があります!
まぁ、実際には風による影響かと…。

倒産して12年が経った2014年、Grün Berlin GmbHという、
主にベルリンの自然を管理している会社がその跡地の
管理をベルリン市より委託され、現在は週末にツアーを
行っています。料金は5ユーロ(約600円)
時間は約1時間半
集まったツアー客は老若男女、ドイツ人と外国人併せて
計20名ほどでした。
ツアーではかつてのアミューズメント跡地を
くまなく見させてもらえたので、とても満足感のあるものでした!

Spreepark 1

遊園地に一番近い最寄り駅はPlänterwald(プレンターヴァルト)
そこから約15分ほど歩きます。
首都とは思えぬほどの広大な森!その中に遊園地があります。
手前に写っているのが、今回パリから遊びに来てくれた友人です ^ ^

Spreepark 2

かつての遊園地の入園口。
ガイドさんのお話しによれば、ドイツ東西が統一する前は
入場料はかからず、アトラクションごとに
料金を支払うシステムだったようです。
そして統一後、入場料を15マルク(約920円程度)と定めたそうです。

Spreepark 3

イギリス村とよばれる施設の建物。2014年、そこへ
侵入してお酒を飲んでいた人たちの火の不始末によって
大火事が起こり、大半は焼失してしまいました。

Spreepark 4

都市伝説になっている、噂の観覧車です!
日本の大きな遊園地のものにも見劣りしない
立派な観覧車でした。
ツアーガイドさん曰く、今後もこの観覧車だけは
当時のシンボルとして残していって
いつか復活させたいそうです。しかし
それには約10万ユーロ(約12億円)の巨額の資金が必要とのこと!!
一体、どなたが買い取ってくれるのでしょうか…。

Spreepark 5

コーヒーカップは落書きだらけでした。
東ドイツのオリジナルのキャラが
描かれていましたが、どことなくムーミンを
髣髴とさせます。

Spreepark 6

Spreepark 7

当時一番人気のアトラクション、ジェットコースターです。
Drachenmaul(ドラゴンの口)と呼ばれるトンネル内へと突入する時には
「キャーーー!!!!」と人々の歓声が響き渡ったそうです。
ドラゴンというよりは猫のようにも見えますけど…。

Spreepark 8

横たわる恐竜。かつては入場口付近に置かれ
入場者たちを迎え入れたオブジェだったそうですが、
90年代初頭、ジュラシックパークなどのハリウッド映画が
流行った頃にはこの恐竜の迫力のなさが目を引いてしまい、
遊園地の後方へと追いやられてしまったそうです。
その後、恐竜ランドを作る計画が持ち上がりましたが、
あえなく倒産となってしまったため、実現しませんでした。
この恐竜以外にもあと数体が存在していましたが、
誰かに持ち去られてしまったそうです。

以上が、主なかつてのアトラクション現場と写真になります。
他にもスワンの乗り物や360度見渡せる映画館、パイレーツ船などの
アトラクションの形跡が色々とありましたが、
写真が遠くからしか撮れず不鮮明だったため、
割愛させていただきました。すみません!

かつての遊園地を覆いつくす茫々とした草木を
見ていて、ふと「盛者必衰」という言葉が浮かびました。
まさかベルリンの土地で、パリジャンの友達を前にして
そんな日本の言葉を思い出すなんて~!
思いも寄りませんでした。

今後、こちらの遊園地の跡地がどのように
使用されるかはまだ未定とのことでしたが、
皆が楽しめるような施設ができたらいいなぁ、と僕は願います。

普通の観光とは一味違った、廃墟の遊園地ツアー。
ご興味のある方はぜひとも下記のページより
詳細をご覧くださいませ。

https://gruen-berlin.de/en/our-parks/spreepark

それでは、この度はスタッフブログをご覧いただきありがとうございました!
来週はまたスタッフが一周致しまして、たけしよりお届けします ^ ^
プロフィール

横丁スタッフ

Author:横丁スタッフ
ドイツ・ベルリンにある
『とりきち横丁』の
スタッフブログです。
新製品やドイツの鳥事情
横丁での出来事などを
お知らせしていきます♪

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新トラックバック
検索フォーム
とりきち横丁のつぶやき
リンク
QRコード
QR