ホメオパシーと、とりきち横丁の商品

こんにちは、プラクティカント(研修生)のまりかです。

今回は私の勉強している分野である自然療法の一つ、ホメオパシーについてご紹介させて頂きます。

とりきち横丁の商品には、自然療法に重きを置いたサプリメントがあります。
とても人気の商品、鳥用プロポリスもその一つです。
 
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自然療法というと、なんだかとてもいい響きに聞こえますが、そもそも自然療法とはどういったものなのでしょうか?

これらは自己の細胞や治癒力に重点をおいた治療法です。

一般的な医学療法というと、不調や痛みの原因そのものを取り除くのが目的ですが、自然療法は身体の内部、自己治癒力の強化を目指しています。

中でも日本で何かと話題のホメオパシーについて、まずは基礎の部分をご紹介します。

1、ホメオパシーとは?

ホメオパシーの生みの親はドイツ人医師サミュエル・ハーネマン(Samuel Hahnemann 1755-1843年)氏です。
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(出典: https://de.wikipedia.org/wiki/Samuel_Hahnemann)

彼は後述する「同種の法則(Ähnlichkeitsregel)」を発見以来、ホメオパシーの研究に没頭しました。彼が初めてホメオパシーに関する論文を発表した年、1796年がホメオパシー誕生の年とされています。

ホメオパシー(Homöopathie)という名前は、ギリシャ語のhomoion(似ている)とpathos(病気)からハーネマン氏が作り出した造語です。この対義語を、allos(違う)、pathos(病気)からアロパシー(Allopathie)と名付けました。アロパシーとは、医学校で学ばれる医学療法のことを指します。

では「病気と似ている」とはどういう意味なのでしょうか。
ここからはホメオパシーのより深い世界に入っていきます。

ホメオパシーの原則は、„similia similibus curentur“「似たものが似たものを癒す」。つまり、病気と似ている症状を引き起こすモノを摂取することによって、病気に対する自己治癒力を高めようという考え方です。

例えば、ある植物を摂取して頭が痛くなった。
「この植物は頭痛を治すレメディになり得るぞ!」という形で新たなレメディが開発されます。

2、成分と種類

ここでレメディという言葉が出てきました。
一般の医薬品に対して、自然療法の「薬」に当たるものは「レメディ」と呼ばれています。

ホメオパシーに使われる成分のバラエティは多岐に亘ります。植物はもちろん、鉱物、メタル、動物由来の成分だったり、病変組織そのものを用いたレメディもあります。

レメディの種類としては、砂糖玉(乳糖等で希釈した粒玉/ドイツではグロブリと呼ばれています)とチンキ剤(水やアルコール等で希釈した液体)タイプがあります。

基本的には身体に具体的な症状が現れたときにはじめて使うものですが、レメディによっては予防として機能するものもあるようです。

3、ポテンシー

さて、ホメオパシーには様々な濃度があります。この濃度のことを「ポテンシー」と言います。

ドイツでは成分1:希釈液9でできるものをDポテンシー(他国ではXポテンシーとも言います)、成分1:希釈液99でできるものをCポテンシーと呼んでいます。

元物質1に対して9の希釈液を混ぜ、振盪(しんとう)(特別な方法で振る作業)したもの=「1D」のポテンシー

1Dの100分の1をとり、それに9の希釈液を混ぜ、振盪したもの=「2D」のポテンシー 

これを繰り返していきます。

Dポテンシーは10倍希釈。
Lポテンシーは50倍希釈。
Cポテンシーは100倍希釈。
Mポテンシーは1000倍希釈。
LMポテンシーは50000倍希釈(Qポテンシーとも)。

ホメオパシーの興味深いところは、これだけ希釈すれば成分中にはもはや元の物質は含まれていないはずなのに、ポテンシーが高くなればなるほど(D<L<C<M、1<10<100<1000)強い作用が起こるとされているところです。

ちなみにLMポテンシーはハーネマン氏の最後の著書『オルガノン第6版』で初めて紹介されたものです。これは慢性的症状に最も効果があるとされています。希釈方法が他のレメディと異なり、ポテンシーが高いのにかかわらずCポテンシーより穏やかな作用を起こすそうです。

うーん、奥が深いですね、ホメオパシー・・・。

※現在とりきち横丁商品では以下の商品に以下のポテンシーを使用しています。

SC2000 プロポリス(15mm/30mm)
  成分:プロポリス(蜂が樹脂と蜜蝋で作る、粘着性物質)C6
SC30 消炎サプリ
  成分:セイヨウミツバチLM6硫化カリウムLM12水銀LM18
SC70 下痢用サプリ
  成分:カモミールLM6トコンLM12バイケイソウLM18
SC10 発情抑制サプリ
  成分:セイヨウミツバチLM6アンチモン(黒色硫化物)LM6硫酸マグネシウムLM6
(各商品、希釈液中にエタノール15%配合)

4、ホメオパシーのカギ?

ホメオパシーの成分については、一説によると、「振る」という作業を通して物質のエネルギーや情報が水に転写されているとのことです。
もちろん現代科学の範囲外の発想なので、科学的に証明はされてはいません。

どうやらこの「特別な方法で振盪すること」がホメオパシーにおいて非常に重要なカギとなっているようですね。
「特別な方法」という部分に関してはまだまだ勉強不足ですので、来月実際にホメオパシーの精製作業を見学した際にじっくり話を聞きたいと思います。

ドイツ語でホメオパシーはindividuelle Therapie(個々のセラピー)とも言われています。
個々の身体・精神面の状態等によってどのホメオパシーを選ぶかを考えるところ、そして効き目は個々の症状、体質によってそれぞれだというところ。そういうところがindividuell(それぞれ個人の)という言葉に込められているのではないか、と思ってみたり。

つまり、アロパシー(従来の科学医療)とは違い、レメディの効果もだいぶ個人差があるということ。

なので信頼性が薄い、というのも一つの意見。
しかし従来医療で治らない病気を治せるかもしれない、そんな可能性を秘めている、というのもまた一つの意見なのです。


いかがでしたか?

ホメオパシーの世界、私自身、知れば知るほど謎も深まります。

ホメオパシーには賛否両論があります。しかし確かに言えることは、実際に効果が出て症状が改善したという事実があるということです(とりきち横丁お客様からのお便り一例はこちら)。

私は、ホメオパシーには今までの獣医療にない可能性がまだまだ秘められていると考えています。
また、自然由来で身体に負担の少ないものを愛鳥さんに与えたい飼い主さんは少なくないと思います。
今はまだ勉強中の身ではありますが、勉強して得た知識をとりきち横丁へ還元することで、より良い商品を日本へお届けするお手伝いができたら嬉しいです。

日本の鳥さんたち、そしてその飼い主さんたちが日々幸せを感じれますように・・・。

長文&難しい内容にお付き合い頂いてありがとうございました!


まりか

プロフィール

横丁スタッフ

Author:横丁スタッフ
ドイツ・ベルリンにある
『とりきち横丁』の
スタッフブログです。
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