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ポーランドの小鳥事情について

皆さま、こんにちは。ヤクブです。
今回、私はポーランドの小鳥事情をお伝えしたいと思います。

戦後、ポーランドは1989年まで社会主義諸国側に属し、
不況の国でした。そのため鳥飼いさんたちが直面した
問題点は、ケージを作るための材料や品質の良い餌が
不足していたことでした。

小鳥を飼うためにはコネクションやたくさんのお金、また
手に入りにくい交換品が必要だったのです。

ここでAndrzej Kosiorowski氏の例を紹介したいと思います。
彼は1960年代、父親に連れられてゲディニャという港町を旅行し、
そこで酔っぱらっていた水夫と出遭いました。

そして水夫からウォッカと交換にコンゴウインコをもらいました。
Kosiorowski氏はそれ以来、鳥が大好きになり、社会主義の
ポーランドでは手に入りにくかった鳥類を西ドイツで購入し
ワルシャワへと輸入することに成功しました。

1999年にはワルシャワで『インコのお店』というショップを開店し、
今日ではブログ、更にはYoutubeで自身のチャンネルを持っています。

彼のショップには色々な種類のインコが揃えられていて、
周囲から「エギゾチックな動物センター」と言われています。
そうしたショップはポーランドでは稀有な存在です。

1989年以降のポーランドの小鳥の世界は、ドイツの状況と
ほぼ同じような印象を受けます。

全国的にペットショップが開店し、完全に職業化しました。
また、国全体で様々な小鳥ファンのための団体が創られて
その会員たちは年に1度、あるいは月に3、4回の会合を開いているようです。

何か珍しい出来事があれば、鳥飼いさん執筆のもと
新聞記事になることもあります。

例えば、Ryszard Papke氏は自分の別荘でインコなどの小鳥たちを
およそ100匹飼っていて、そのことが紹介されたこともありました。

~ポーランドのインコのウェブサイトでお勧めのインコの飼い方~

ポーランドはドイツと同じように、セキセイインコが群れで
生活するという観点から、できるだけ二羽以上を飼うべきだという
見方が強いようです。

(セキセイ)インコ類を単独で飼育することは禁止されていませんが、
(セキセイ)インコをテーマとするブログでは、二羽以上の飼育が
推奨されています。人間は鳥のそばから少し距離を置く必要があり
鳥のさまざまなニーズを満たすため、できれば二羽以上飼うべきだ、と
よく言われています。

また飼育されているセキセイインコが人に懐いたとしても、
その後、孤独を感じて寂しい思いをすることで、鳥に精神的な被害を
与える危険があると言われています。

とは言っても、ポーランドでも一羽しか飼っていない人々が
まだまだ多いのが現状です。

しかし最近、インコが番い(つがい)で生活すると
もっと楽しくなって生活に満足すると考える人々が
ますます増えてきました。

小鳥の人生を楽しくするために、新しい小鳥を迎える鳥飼さんも
増えつつあるそうです。

けれども新たに小鳥を迎えることはそう簡単ではないので、
例えば faliste.pl というウェブサイトではそのためのマニュアルが
紹介されています。faliste.pl のウェブサイトを担当するZuza氏、
そしてpapuzka.netax.pl というサイトのGosia氏によれば
小鳥を飼う上で難しい点というのは、一羽で飼われていたインコが
その自然的な特性を失いつつあることだと語っていました。

さらに、インコが「人間化」を経て、他の小鳥と関係を結ぶことが
なかなかできなくなってしまったそうです。

寂しいインコが相手の代わりにおもちゃや鏡等といった『物』に
愛情を抱いている場合が多いので鳥飼いさんは新しい小鳥を
迎える前に愛情の対象となっている物を
必ず取り除く必要があるそうです。

小鳥はそれによって陰鬱な気分になるかもしれませんが
好きな物がケージに残ると、新しく入ってきた仲間に
興味を全く示さないようです。

他の小鳥との間に親しい関係を結ぶために時間がかかったとしても
最終的に番い(つがい)の小鳥たちが仲良くなるチャンスがある、と
マニュアルでは紹介されていました。

ただし、インコの人間化がかなり進んでしまうと、新しい小鳥に
絶対に近づかないケースもあります。

その場合、新しい小鳥をブリーダーさんに返して、また
別の小鳥を迎えてもう一度、あるいは二度、三度試すことを
ウェブサイトの運営者たちは勧めています。

しかし、人間化を経た小鳥の態度に変化が見られず、繰り返し
新しく迎えられた小鳥と仲良くなれない場合は、残念だが
あきらめたほうが良い、と説明しています。

ケージのサイズについても議論があります。
どんなケージも小さすぎるという見方がありますが、ケージのドアが
一日中開いていて小鳥たちが部屋の中で飛ぶことが可能であれば
ケージのサイズは最小 60 X 60 X 33 cm のもので問題ないと
専門家は言っています。

ですが、できることなら 縦 X 横 X 幅 が各1メートル以上あるものが
推奨されています。それとほぼ同じのサイズが、ドイツの
Birds-online.de というサイトでも勧められています。

他に「セキセイインコは一体、何羽まで飼育できるのか」といった
記事もありました。セキセイインコは群れで生活する動物ですが
ケージやアパートは自然環境に比べてスペースが狭いため
サイト運営者は、鳥飼さんが鳥小屋を所有していない場合には
あまり多く飼うべきではないと忠告しています。

小鳥の数が少ないほうが扱いやすいことが理由です。
「あなたが提供できる空間が小さすぎたら、小鳥たちはけんかを
始めてしまいます。あるいは小鳥たちの免疫力が低下して
病気の元になるストレスが長期的に溜まってきてしまいます。

集団全体で病気になってしまうより少数でも健康な小鳥を飼う方が
よっぽども良いことなのです」と、こう語っています。

「人間の手で飼育される小鳥」(つまり、雛のうちから巣と親鳥から
離れて人間によって飼育される方法)は、ドイツでもポーランドでも
評判が悪いようです。

例えば、Gosia Lison氏は『どんなセキセイインコを買うか-
Jaką papużkę kupić?』という記事の中で「小鳥が我々人間のことを
『親鳥』だと勘違いしてしまう!〔…〕
私はそうした状況に断固として反対します!それは小鳥から
彼らの自然的な特性を奪うことに繋がるからです」と、こう強調して
語っており、人間の手による飼育を激しく批判しています。

「手で飼育された小鳥は他の小鳥に対して攻撃的な態度をとり、
豹変してしまうのです。もはや100%の完全な鳥ではなくなってしまいます」と、
こう説明しています。

Kosiorowski氏も人間の手による飼育について猛烈に反対し、
それは「自然に違反する行為だ」と、激しく非難しています。

なぜならば他の小鳥と親鳥から離れて育った雛は非常に激しい
刺激を受け〔…〕孵化してから情緒不安定であるため、おそらく
(将来的に)問題を引き起こすのだそうです。

そうした小鳥は
大声で鳴き、喧嘩っ早く、そして短気な性格になる可能性があります。
更に、鳥飼さんが不在の場合、たとえその時間が短かったとしても
小鳥はそれに耐えられなくなってしまうそうです。

他に「小鳥の自然に違反する」行為として止めるべきことは、
鳥小屋で育てられたインコを購入して、通常のケージで飼うことです。
集団の中の環境に慣れた小鳥を全く違う環境に移動させて
集団から離してしまうと、その小鳥は強いショックを受けます。

またそれまで属していた集団のヒエラルキー(順位制)から出て
新しい環境と集団の下で生活することになると、
「ヒエラルキー」を構成するために攻撃的な態度をとり、
鳥飼さんに対して優位に立とうとします。

余談ですが、Kosiorowski氏は一羽飼いは絶対に反対な
訳ではない、と話しています。

話しができたり、さえずるインコを飼育したい場合には
一羽飼いがお勧めなのだそうです。

ただし鳥飼さんの生活が忙しく、よく不在だったり
小鳥のニーズを100%満たせなかったりする場合には、
番で飼うことが適切だと語っています。

小鳥はおもちゃではありません。


飽きて捨ててしまうことだけは絶対にやってはならない行為だと
注意喚起しています。

つまり、Kosiorowski 氏は鳥飼さんが小鳥に対してきちんと
責任を持って 善悪区別ができるように飼ってほしいと言っています。

実際にポーランドのインコのブログを読んでみると、多くの人々が
そのことに対して配慮しているように感じます。

以上、ヤクブによるポーランドの小鳥事情でした。

長文でしたが、最後までお読み下さり誠にありがとうございました。

プロフィール

横丁スタッフ

Author:横丁スタッフ
ドイツ・ベルリンにある
『とりきち横丁』の
スタッフブログです。
新製品やドイツの鳥事情
横丁での出来事などを
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