鳥の保護施設、兼、動物の養老院

今日は、前回私の話で触れさせていただいた動物保護施設に関して、少し書かせていただこうと思います。

Vogelgnadenhof und Altenheim für Tiere e.V.という施設が、
ベルリンの北東の方Brankenburgという地域にあります。
動物愛護の社団法人が開いた動物の保護施設という点では、
以前から取り上げられているTierheimと似ていますが、異なる特徴が幾つかあります。

動物の養老院5


”Vogelgnadenhof”は“鳥の保護施設”、 ”Altenheim für Tiere”は“動物の養老院”といった意味…
なので、年老いた動物たち中心の保護施設でしょうか。
その他に、私が気づく限りの大きな差は、規模。
ベルリンのTierheimティアハイムは、ドイツ最古で最大ということもあり特別なのかもしれませんが巨大で立派、
アメリカのSF映画や人気テレビドラマの舞台に使われているくらいモダン。
一方、養老院の方はとても小さい。庭付きの一軒家を改造したような建物。
騒音が少しうるさく聞こえる高速道路の横で、周りは一軒家が並ぶ住宅街。
何にしても、場所はどちらもベルリンの外れ、
土地が必要であることと、騒音や臭い対策からであろうと想像しています。


私が訪れたのは、数年前、この養老院のオープンデー。
度々道ばたで見かけるこの施設のポスターが気になったので、思いきって訪問してみたのです。
オープンデーは、ご近所のバザーのようなかなりアットホームな趣。
寄付金も兼ねた、数ユーロの入場料を払って中に入ると、中高年のご夫婦らしき方ばかり。
推測するに、ほとんどがご近所さん、私のようなアジア人は一人もいなかったのでかなり一瞬肩身が狭かった、
でもジロジロ見られたりなどはなかったので長居しました。
テントを張った屋台で、手作りケーキやコーヒー、ビールとソーセージを販売していたり、
寄付を募るブースがあったり、動物保護施設の案内や団体のパンフレットが置かれていたり。
驚いたのは、庭にラジオ局などの協賛による舞台が出来ていて、
ドイツのヒット曲、懐かしのメロディを歌手の人が出て来て歌いまくる、そしてそれに合わせて訪問客が歌う、愉快に踊る。

動物の養老院1


一瞬どこに来たのか忘れそうになりましたが、奥に進むと、ちゃんと動物たちが小屋にいました。
お庭に設置された小屋には、インコを始めとしたたくさんの小鳥さんや小動物たち。
私はオカメインコさんたちのほっぺの可愛さに毒されて、ずっと見とれていました。
大きなオウムを肩に載せて訪問者にアピールしているスタッフも庭を徘徊していました。
多分元々は住宅の一部であろう建物は幾つかに区切られていて、ネコたちが保護されています。
でも、どのネコも何となく寂しそうな表情に見えたのは、私の思い込みでしょうか。
入り口の前にあるお庭では、犬たちがスタッフの方やお客さんとふれあっていました、
大きなシェパードらしき子から小さなテリアのような子たち。
犬たちはネコちゃんと違って嬉しそうに見えました、
スタッフの人たちとじゃれ合っている犬たちは特に。
ちなみに、私はティアハイムに行くと、犬のコーナーを見るのが辛い。
何故かというと、その建物に足を踏み入れた途端、
たいていの場合、たくさんの犬たちに一斉に吠えられるから。
人間に関して相当嫌な悲しい経験をしていて不信感があるのかな…
と私と友人は想像しているのですが、
養老院の犬たちは、人間とのふれあいを楽しんでいるように見えたのでホッとしました。
訪問客のおじさまやおばさまも、たくさんの動物たちを見ながらニコニコしたり、話しかけたり。
皆さん動物好きなのが、よく伝わりました。

動物の養老院7


オープンデーは、楽しい雰囲気でしたけれど、
何せここは養老院なので、ホームページを眺めていると非常に悲しい気分になります。
ルーマニアから怪我した犬を保護して来たのは良いものの、手術するお金が足りないなど。
彼らの目的は、
養老院の経営、
動物保護の啓蒙活動や情報交換の場の提供、
動物の為の緊急の救護、
をすること。
鳥は、正しい知識無く扱われることが多いし、動物愛護の法的な状況が悪い。
または、年取った、または病気の動物たちは簡単に処分されてしまう。
そんな動物、およそ300匹を保護して、ごはんを食べさせて、病院に連れて行く。
この施設も募金などで経営されていて、お金が集まらないなど、問題点は多いようです。


動物の養老院8


どの愛護団体も、ホントに心優しい、また、芯の強い方々によって経営されているのだなあと感謝です。
ドイツは日本より、動物愛護の状況は進んでいるとは思いますが、まだまだ問題はたくさんあるようです、
想像ですが、小さな施設はやはり運営が難航していたりするのかもしれません。
率先して活動してくださる方々には敬意を表せねばならないし、
また、多額は無理かもしれないけれども、
できる限り財政的支援をせねばいけないな、と改めて感じます。

ゆうこ

横丁との出会いについて

皆さま、こんにちは。しのぶです。

いつものようにあっという間に時間が過ぎる中
先日、カレンダーを見て「あぁ、もうすぐ
ひな祭りだなぁ」と思い、日本が少し恋しくなりました。

思えば こちらのお仕事に出会って、そろそろ
五ヶ月が過ぎようとしています。

私は初め、とりきちさんのお子様のベビーシッターを
させて頂いておりました。送り迎えをする際、こちらの事務所で
お子様を受け渡すこともあり、時折見えた、今の先輩方の
働きぶりや活気にとても魅力を感じました。

そして私は子供の頃から喘息を持っていますので正直、
動物とは遠い世界に生活を作っていました。
動物を可愛い、愛らしいと思ってもそれは写真や
ぬいぐるみといった中での話であって
現実の世界で感じるものではありませんでした。

毎日吸入薬を使用するのと同じように、動物との接触を
控えることも自己管理の一つと考えていました。

そんな中、先ほどお話ししたベビーシッターをするにあたって
とりきち横丁を訪れるようになり、小鳥さんたちの声を聞くうちに
私にも少しずつ変化が訪れました。
「毎日お薬を飲んでいるし全くダメなわけでもないだろう、
少し近くに行ってみたいな…」と、思うようになったのです。

初めは、小鳥さんの声を聴くだけだった私ですが
最終的には (短時間ではありますが) 間近で観察も
できるようになり、触れ合うことの楽しさを初めて知りました。

「小鳥さんの目の動きやお腹周りって、興味深い!
あぁ、生きている鳥ってこういうものなのかしら!」と、
自問したりするようになりました。
これは自分の人生の中で初めての体験でした。

こうしたことをキッカケに「とりきち横丁で働いてみたい」という
思いが強くなり、横丁に応募させて頂きました。

もちろん、横丁でいつもお買い物してくださっているお客様の
皆さまのようには小鳥さんを身近に感じる生活というのは
やはり難しそうですが、私なりに十分に小鳥さんを身近に
感じられる、新鮮な毎日をここで過ごさせて頂いています。

とりきち横丁では、小鳥さんのイラストの入った雑貨もたくさんあり、
こうした商品はきっと私のように、小鳥さんを可愛いと思っても
触れ合えない方にも楽しんでもらえたり、喜んでもらえる
ものなのだろうな、と思いながら梱包しています!

このように新鮮な出会いや感じ方を教えてくれた
とりきち横丁に感謝しつつ、これからも皆さまに貢献できるよう
頑張っていこうと思っております。

どうぞこれからもよろしくお願い致します。

皆さまが日本で素敵な楽しいひな祭りを
お迎えになりますように。

Shobu et les oiseaux

入社の経緯

こんにちは、入社半年目のゆうこです。

私が、東京で長年勤めた会社を退社してまで、
ドイツに行こうと決心したのは、
学生時代から憧れていたヨーロッパ、
特にドイツに住んでみたい、という思いが断ち切れなかったこと、
そして、ベルリンを選んだ理由は、この街が東西ヨーロッパの接点だと考えたからでした。
西ヨーロッパ、同時に、中央ヨーロッパの文化と芸術、歴史に興味があったので、
ベルリンが自分にとってベストだと判断したのです。

それ以前20年ほど前に、ベルリンへ足を踏み入れたくて旅行で立ち寄ったことがあります。
その時の印象は、予想を裏切らず“少々退廃的、ちょっと暗い”←失礼!
ベルリンの壁はとっくに崩れてはいたものの、当時は街の中心部は全て工事中。
ベルリンの空に向かってクレーンがニョキニョキと伸びているのを、街中至る所で見かけました。
最初に南ドイツから北上し到着したこの街は、
バイエルン州の明るい雰囲気とは打って変わって怖くなるくらいでしたが、
異様に後ろ髪をひかれたのも事実。
結果、長い時間は経ちましたが、ベルリンに再訪してしまいました。


長期滞在するならば、もちろんお仕事はせねばならない…
…スタッフを募集していたとりきち横丁を受けました。
心惹かれた大きな理由は、
私がその良質さに感心しているおもちゃ会社の商品を扱っていること、
動物が好きだったことや、ドイツの動物愛護活動に興味があったこと。
私(素人)になりに、ドイツ滞在中に、知識を深めたいテーマがたくさんあり、
そのうちの二つが、“ヨーロッパのおもちゃ”と“動物愛護”でしたので、
とりきち横丁に興味を持ったのです。

皆さまもスタッフブログでレポートされているティアハイムなどの存在はご存じと思います。
このティアハイム、
ベルリンだけではなくドイツでは多くの街に、大小問わず存在するようです。
ちなみにベルリンならば、ティアハイム意外にも動物の老人ホームもあり、
たくさんの鳥さんも保護されています。
街に出ても、日本のようなペットショップらしきものが見当たりません。
テレビ番組でも、動物愛護団体提供らしき動物の里親捜しの番組もあり、
ティアハイムに保護されている動物たちを個々に紹介して
(性格、ティアハイムにたどり着いた経緯、好きなことetc…)、
メディアを通し、たくさんの人たちに彼らの存在を知ってもらおうということのようです。
番組の間には、動物、ペット事情のドキュメンタリーなども織り込まれていて、
悪徳ブリーダーや、動物の医療についてなど、勉強になることが多いです。
確かに、保護されている動物たちが不快な思いをせず住むような住環境が、
少なくとも日本よりかは守られている感じは受けます。
ヨーロッパで動物の住環境について学んで、
日本でも参考にすべき活動が多々存在することを感じます。

今年からは、社員研修として、ドイツの鳥や、取り巻く環境などを、
店主とりきちから教わることになりました。
スタッフの私たちも、鳥に関する商品を扱う身として、鳥についての知識を深めよう、
ということです。
日本での講演内容を元に、先日、第一回セミナーが行われました。
まだ、導入部分ですが、ヨーロッパの動物愛護運動を理解していく上で興味深い内容でした。
自分でも知りたかったテーマを、講義で聞かせていただけるということなので、
やはりとりきち横丁でお仕事させていただいたのは幸運だったと思います。
今日も、しばらくしましたら二回目のセミナーが開かれます、
偶然にもテーマはティアハイム、より正しい知識をつけたいと思います。

通常の実務をより良くこなすよう頑張ると同時に、
この折角の機会に、徐々に鳥を始めとしたドイツの動物事情について勉強し、
会社とお客さまへ更に貢献できるように、
また同時に、ベルリンで吸収していきたい知識を自分の為にも、
より深めてこうと考えております。
今後ともよろしくお願いいたします。



写真は、動物の老人ホームの鳥さんたちです。
寄り添う姿がほほえましかったので、思わず撮らせていただきました。

動物老人ホームの鳥さんたち

私の担当する梱包業務について

こんにちは。

いつもお世話になっております、
梱包担当のしのぶです。

お客様の皆様に大切な荷物をお届けするため、
日々業務にあたらせて頂いております。
少しでも早く皆様の手元に荷物がお届けできるように
私達は発送時間に向けて、一つでも多く仕上がるよう
努めています。
そのような中で、最近は窓から見える雪景色に
作業中、和むこともあります。

それでは、本日のブログでは私が担当させて頂いてる
梱包業務についてお書きしたいと思います。

とりきち横丁の梱包業務は、私にとって
日々達成感を感じられる、やり甲斐のあるお仕事です。
まだまだ勉強中の身ではありますが、
頑張っていきたいと思っております。
けれども、心ではそう張り切っていても
時には上手くいかずにヘコむことも多々あります。

例えばですが、

朝はまずシード詰めからのスタートが多いのですが、
匂いの強いシード詰めで手がかぶれたり、シードが袋から
溢れたりした時には、手元を掃除しながら
ため息が漏れることがあります。

また、梱包中にガムテープが手に絡みついた時は
「時間がもったない!」と、焦ってしまいます。

ラベルや送り状の文字を間違えた際には修正液で消した後に
書き直しているのですが、「この修正液の上に書いた文字の
ラベル、お客様に嫌に思われないだろうか?」と不安になります。

発送時間が刻々と近づいて出荷間際になりますと、
「あとガムテープさえ貼ってしまえば出せるのに…!」、
「あとこの商品さえ入れられれば、すぐに仕上げられるのに…!」
といった思いに駆られ、結果タイムアウトとなって
出せなかった荷物が出てしまう時は、非常に残念でなりません。

他にも、空になったキビ系の入っている箱や袋を整理する時には、
目や鼻、喉や髪の毛に異物を感じ、目がしょぼしょぼとして
何かと戦っているうような感覚を覚えます。

しかし梱包をしていて大変だと感じることばかりでは決してなく、
作業をしていて思わずテンションが上がったり、喜びを
感じることも多々あります。

「シード詰めで重量の数字がピッタリと合う瞬間」。

時折、一度シードを袋に入れただけで重量が合致した時には
「今日はラッキーな一日だわ~!」と、思わず笑みがこぼれます
(*^_^*)

そして箱に商品が入り、ガムテープと送り状を貼り終わった時の、
お品物が全て箱に収まった瞬間がとても好きです。

送り状に記載されたお客様のお名前を拝見していて、
「あっ、このお名前は小学校の時の◯◯ちゃんと同じだわ!」と、
自分の子供時代をほんの一瞬、思い出すこともあります。

ご住所を拝見していて、ご当地で有名な物産や観光名所が
パッと頭に浮かび、「食べたいなぁ」、「温泉入りたいなぁ」と
日本を身近に感じ、そんな時もふと一人で
作業中に微笑んでしまう瞬間があります。

「とにかく時間までに一つでも多くのお品物を出荷したい!」と
思って頑張っていると、時間が猛スピードで流れていき、
あっという間に出荷時間を迎えます。
そして当日の様々な反省点を振り返りながら入る、休憩室。
そこにある鳥さんのカレンダーを眺めながら飲むコーヒーは
格別で、とても心が優しくなれる、ホッとするひと時です。

coffee and calender

このようにして、私は日々、業務に取り組んでおります。
ベルリンへは結婚を機に移り住んだのですが、それから
数年が経ち、最近では日本の良さ、誇らしさを大切にしたい、と
しみじみ感じています。
ドイツとベルリンがどんどんと好きになっていく中で、
とりきち横丁でのお仕事は私にとって、こうした思いの
架け橋になっています。

そしてお客様の皆様にとって、ひいては日本にとっても
小鳥さんを通して少しでも私がドイツとの架け橋になれたら
素敵だなぁ、と心から思います!

これからも精一杯努めてまいりますので、
どうぞよろしくお願い致します!

最後になりますが、日本も現在、とても寒いことと思います。
心も体も温まられて、皆様が日々を元気に過ごされますように。
ベルリンより心より祈っております。

しのぶ

ファースト・インプレッション


私がとりきち横丁のオフィスを初めて訪れたきに
とても印象的だったのは、会社の玄関が素敵なことでした。
その場所は昔からある集合住宅の5階にあります。
エレベーターを出て左に曲がり、頭を上に上げると
緑色の植物に囲まれたドアが見えます。
そこから鳥たちの声が賑やかに聞こえてきて、
ほんの少し、ワイルドライフな雰囲気でした。

Genkan1.jpg


現在はその光景にも慣れてきましたが
今までもたまにあの日のファースト・インプレッションを
ふと、思い出すことがあります。

Toriropf.jpg


ヤクブ
プロフィール

横丁スタッフ

Author:横丁スタッフ
ドイツ・ベルリンにある
『とりきち横丁』の
スタッフブログです。
新製品やドイツの鳥事情
横丁での出来事などを
お知らせしていきます♪

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